ワイン名：Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ヴィンテージ：1996
格付：AC Hautes Cotes de Nuits
購入先/価格：菊屋大久保酒店/3200円、2680円
インポータ：ストーク
飲んでしまった日：2002年11月27-30
コメント：この2本は、ヴィンテージも畑も作り方も同じ。違うのは、右がステンレスタンク発酵、左が樽発酵という点だけなのだ。これを比較する。
　色彩は、熟成が進んできているからステンの方も黄色が濃く、思ったった以上だというのが第一印象だ。一方樽の方はさらに濃く、まさに黄金色。香りは、ステンはちょうど良く熟成した感じで果実味がとても甘いイメージの香りとなって、デリケートで魅力的。そっか、この香りは樽を軽く使っているのではなく、樽無しで熟成が進んだときの香りなのか。しっかりと憶えなければ。一方、樽熟の方は、まず枯れた木のような樽香が前面に出ている。いわゆる新樽のヴァニラ香ではない。抜栓直後はこの樽香が突出していて良くないが、時間の経過とともに落ち着いてきて楽しめるようになる。好み的にはメオ・カミュゼのオート・コート・ド・ニュイ ブランの方が好き。樽香が枯れた感じになりすぎている。ワインは熟成してきてはいるものの酸化した感じはなく、これが後日どう変化するかも楽しみだ。
　3日目。ステンレス熟成の方は同じイメージを保ったままなのだが、樽熟成の方は毎日変わっていく。ずいぶんと樽香が弱くなって、ステンレスに近いイメージ。しかし焦げたコーヒーのような香りもある。