ワイン名：Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Cuvee Vieilles Vignes
ヴィンテージ：1996
格付：AC Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
購入先/価格：菊屋大久保酒店/\2600
インポータ：ミリオン商事
飲んでしまった日：2002年5月4-6
コメント：ジャイエ・ジルに似たエチケット。レンガ色を帯び始めているものの若々しく、最初なめし革にも似た樽香が支配的で閉じていたのが、時間とともにミルキィな香りを放つようになる。96ヴィンテージの真骨頂で、酸味と果実味が両方凝縮されている。さらにこの作り手がヴォーヌロマネを本拠地とするだけあってか、独特のタンニンの苦みが心地よい。とても深みのある香りなのだ。スパイシーかつ重いイメージの果実の香り。ブルゴーニュの偉大な赤ワインに通じて心地よく酔う。甘いような果実味も感じ、ゴクッと飲み込む喉越しが美味しい。もうこんなに飲んじゃった
二日目。樽香は弱くなっているが、ベリー系の香りがものすごい。力強くスパイシーだ。
三日目。黒っぽい果実のイメージ、スパイシーかつ深いベリーの香り。凄い。このワイン、いったい何者。これほど「深い」という形容をしたくなるベリーの香りはブルゴーニュの安いピノ・ノワールではほとんど初体験。美味しい。
飲んでしまった日：2002年9月22-23
コメント：約５ヶ月ぶりに同じワイン。最初に強い樽香と砂糖大根の香り。少し鉄の香り。酸は強すぎずにしっかりとしている。筑前煮と合う。時間の経過とともにバニラ香とベリー。偉大なワインに通じる動物的なニュアンスがあり複雑だが、ヴォーヌ・ロマネの生産者なのにボーヌのワインのイメージ。タンニンは渋みとして軽く舌に張り付くが、コクではない。いろいろな料理と合いそうな味。バランスが良く、時間の経過とともに酸に支えられたベリーの香りが出て来る。
二日目。