ワイン名：Vire-Clesse Terroir de Clesse
ヴィンテージ：1999
格付：AC Vire-Clesse
購入先/価格：菊屋大久保酒店/2580円
輸入業者：中島董商店
飲んでしまった日：2002年11月6-8
コメント：メルランのヴィレ・クレッセ テロワー・ド・クレッセ 1999 は大久保さんのお薦め。とても濃厚な黄金色で、強い樽香に支配されている。しかし樽香の質が上品だし果実味もしっかりあって、美味しい。酸味は弱い。そして、前回飲んだヴィレ・クレッセとの最大の違いはミネラル感だろう。このワインはミネラルを感じない。つまり、ミネラルはアペラシオンの個性ではない。弱い酸、甘い感じに凝縮された果実味、ヴォリューム感辺りが個性か。良質のプイィ・フュィッセと区別がつかないかもしれない。
　２日目で表情を変えた。樽香が昨日よりは落ち着いて、他の風味と一体となって出てくる。しかし樽香主体型には違いがない。カリフォルニアのような発狂しそうな樽香では無い。だから好みだ。これもいい形の１つだろう。
　３日目で酸化してきて熟成の進んだイメージとなるが、それでも悪くないのだ。毎日異なった表情を見せながら、どれもが美味しい。普通に安いブルゴーニュではこうはいかないだろう。