ワイン名：Gevrey-Chambertin V.V.
ヴィンテージ：1991
格付：AC Gevrey-Chambertin
購入先/価格：
インポータ：ラック
飲んでしまった日：2002.8.3〜4
コメント：この1996は試飲でとてつもなく高いポテンシャルを持っていると感じられるワインだったので、熟成の域に入った同じワインを飲んでみたかったのだ。もちろん'96はもったいなくてまだ飲めない。
レンガ色を帯び始めていて、最初は香りが弱い。ところが、5分くらいで熟成した甘い香りとまだ残っている果実の香りが立ち上り始めてぐんぐん強くなる。そのバランス的にはルモワスネのACブルゴーニュ1989に近いが、格の違いとはこのことだろう、香りの華やかさと強さが全然違う。しかしフローラルなイメージや動物的なニュアンスがほとんど感じられないのは、いくらセラファンといえども村名格付けの限界なんだろうな。しかし、これは美味しく飲めるワインなので、じっくりと楽しませていただく。
二日目。最初ややタンニンを強く感じたが、肉と合わせてとてもいい感じだ。酸がちょっと弱い気がするが、熟成したワインだけが持つなめらかな舌触りと優しさが、気分を和らげてくれる。良いワインだった。ジュヴレイ・シャンベルタンの個性が判ったか・・・というと、むしろ熟成感が勝っていたようで、価格的には少し不満。
ヴィンテージ：1996
格付：AC Gevrey-Chambertin
購入先/価格：田染荘/8000円
インポータ：ラック
飲んでしまった日：（熟成中）
コメント：
ヴィンテージ：1996
格付：AC Gevrey-Chambertin
購入先/価格：岩國屋/5800円
インポータ：ラック
飲んでしまった日：2003.4.14〜
コメント：このワインの1996ヴィンテージは I 酒店で試飲して大変美味しかったため熟成用にキープしていたのだが、キープしている間に友人Y氏は、判明しているだけで2本を大分から鹿児島に買って帰り飲んでしまっているし、私のセラーの中の一本も狙っているのだ。彼がそこまで飲みたがっているヴィンテージを私が試飲でしか飲んでいないのも残念だし、同じワインが2本あるので、今がどんな味なのかを確かめてみた。
1日目。抜栓直後から、フレンチオークの新樽の香りと樽由来の熟成香であるバニラが同居し立ち上る。ベリーの香りとわずかにオレンジ。ミルクっぽく円やかでありながら華やかで、しっかりした酸に支えられて濃厚な味が口の中を覆い尽くす。しかし攻撃的というよりも官能的。今までにほとんど未経験の味だ。時間が経過すると動物的ななめし革の香りが出てきて、印象深い。タンニンも心地よい。相当美味しい。もっと時間が経過するとバニラが主体となる。
二日目。昨日と比較すると樽香がずっと弱くなっている。バニラもほとんど感じない。代わりに、私がジュヴレイ・シャンベルタンの個性だと思っていたのと同系統の香ばしいような香りがする。昨日は判らなかった香りだ。
さらにベリーとコーヒー。しかし、もはや官能的ではない。昨日の方が美味しかったかな。